スーパーやコンビニでよく目にするカップアイスの代表格である「スーパーカップ」ですが、実際に安心に食べられるアイスか気になりますよね。
今回の記事ではエッセルスーパーカップに体に悪い原材料や添加物が使われていないか調査をしてみました!
- スーパーカップのアイスとは?やばいアイスなの?
- スーパーカップの原材料は?体に悪い添加物は使われている?
- スーパーカップに使われている体に悪い原材料・添加物
- ロッテ爽と原材料と添加物の違いを比較
- 安全で体にいい市販のアイスは?コンビニやスーパーで買える安全アイス3選
- まとめ:スーパーカップはラクトアイスのため体に悪い原材料、添加物の使用あり!食べ過ぎるとやばいので注意をしよう
スーパーカップのアイスとは?やばいアイスなの?
エッセルスーパーカップは明治から販売されているアイスクリームブランドです。
画像:明治
1991年に販売をスタートし、定番のバニラ味は常にカップアイスで人気売上上位を保っているアイスです。
バニラ以外にも抹茶、チョコレートなどのフレーバー、そして期間限定のフレーバーも人気となっています。
スーパーカップの特徴は「コクとキレ」の両立。
濃厚なコクを感じながらも後味をキレを感じさせるような味わいを意識して作られているそうです。
引用:明治
スーパーカップはラクトアイス?アイスミルク?アイスクリームの種類は?
スーパーカップのアイスクリームの種類は「ラクトアイス」です。
アイスクリームは乳固形分と乳脂肪分の割合により4種類に分類されます。
引用:日本アイスクリーム協会 アイスクリームとラクトアイスは何が違うの?
ラクトアイスは乳成分が少ないため、植物油脂を使ってコクを出していることが多いです。
また、スーパーカップはバニラ以外のフレーバーも「ラクトアイス」となっています。
数あるバニラアイスの中でも売上トップとなっているスーパーカップですが、安くて美味しいという声がある一方で、
乳成分が少なく植物油脂が使われている「ラクトアイス」であることから、「やばい」「食べない方が良い」と言われていると思われます。
(植物油脂のリスクについては後述します。)
スーパーカップの原材料は?体に悪い添加物は使われている?
ラクトアイスは一般的に植物油脂が使われていた李、添加物が多いといわれていますが、スーパーカップのアイスクリームの原材料はどうなっているのでしょうか。
現在レギュラーで販売されているスーパーカップの「バニラ」「抹茶」「チョコクッキー」について調べてみました。
スーパーカップの原材料 ①バニラ
スーパーカップの定番かつ一番人気のバニラの原材料は乳製品が最も多くなっています。
画像:明治
植物油脂は使われているものの、実際調べてみると予想よりも添加物は少ないと感じました。
■スーパーカップバニラ 原材料
乳製品(国内製造又は外国製造)、植物油脂、砂糖、水あめ、卵黄、食塩/香料、アナトー色素、(一部に卵・乳成分を含む)
スーパーカップの原材料 ②抹茶
抹茶の香りが特徴的な抹茶味は宇治抹茶を100%を使用されています。
画像:明治
バニラと違い、水あめが最も多い原材料となっています。
■スーパーカップ抹茶 原材料
水あめ(国内製造)、乳製品、植物油脂、砂糖、まっ茶、食塩/乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、pH調整剤、(一部に乳成分を含む)
スーパーカップの原材料 ③チョコクッキー
チョコレート味のアイスにチョコクッキーが入っている食べ応えのあるフレーバーですが、抹茶同様、水あめが最も多くなっています。
画像:明治
原材料に「チョコレートクッキー」が入っていますが、こちらの添加物の詳細は不明のため、内容が気になるところです。
■スーパーカップ チョコクッキー 原材料
水あめ(国内製造)、乳製品、植物油脂、砂糖、チョコレートクッキー、ココアパウダー、食塩/乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、膨脹剤、香料、カラメル色素、(一部に小麦・乳成分・大豆を含む)
スーパーカップに使われている体に悪い原材料・添加物
スーパーカップの原材料を見ると植物油脂やいくつかの添加物が使われているのが気になりました。
特に注意すべき下記の3つの原材料・添加物について詳しくご紹介します。
①植物油脂
②増粘多糖類
③乳化剤
スーパーカップに使われている体に悪い原材料・添加物 ①植物油脂
ラクトアイスに含まれており、スーパーカップにも必ず使われているのが「植物油脂」です。
植物油脂は植物油のことですが、流通している食品に入っているものはほとんどアブラヤシから取れる「パーム油」が原材料となっています。
植物油脂はトランス脂肪酸を多く含む可能性があり、摂りすぎると動脈硬化が進み狭心症や心筋梗塞などの心臓のリスクが高まることが知られています。
トランス脂肪酸は人工的に作られた油であることから「食べるプラスチック」と表現されることもあるほど問題視されている成分です。
ラクトアイスのほとんどは植物油脂が含まれていることから、「ラクトアイスは砂糖と油を食べているのと同じこと」と表現する方もいます。
さらに植物油脂については遺伝子組み換え原料を使っているとも言われているため、安全性は気になるところです。
スーパーカップに使われている体に悪い原材料・添加物 ②増粘多糖類
スーパーカップの抹茶、チョコクッキーに使われているのが「増粘多糖類」です。
増粘多糖類とは食品に粘りやとろみを持たせる食品添加物です。
アイスの他にもお菓子などにもよく使われている添加物です。
増粘多糖類と表記されていることが多いですが、実は増粘多糖類にはいろんな添加物があり、具体的な名称としてはキサンタンガム、アルギン酸、カラギナン、グァーガムなどが有名です。
これら2種類以上を使用した場合には「増粘多糖類」として表記することが認められています。
特に「カラギナン」には発がん性があると言われており、避けた方がよい添加物ですが、増粘多糖類として表示されると詳細がわかりません。
念のため避けたほうが安心でしょう。
スーパーカップに使われている体に悪い原材料・添加物 ③乳化剤
スーパーカップの抹茶、チョコクッキーに使われているのが「乳化剤」です。
乳化剤は水や油など混ざらない物質を混合(乳化)させる役割がある食品添加物です。
乳化剤と書いてあるので乳成分由来の成分かと思われがちですが、そうではありません。
加工食品でよく使われるのは「グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン」などが有名です。
これらの乳化剤は厚労省が食品添加物として使用が認められていますが、一方で「乳化剤を摂取しすぎると心血管疾患のリスクが増加する」という研究結果も見つけました。
フランスINSERMのLaury Sellem氏らは、2009年に始まり現在も継続中のNutriNet-Santéコホート研究を利用して、食品添加物として広く使用されている乳化剤の摂取量と心血管疾患の関係を検討し、セルロース、モノグリセリドおよびジグリセリドなどの乳化剤摂取量が多い人は心血管疾患リスクが高かったと報告した。結果は2023年9月6日のBMJ誌電子版に掲載された。
引用:日経メディカル 乳化剤の摂取は心血管疾患リスク増加と関連
研究対象となった乳化剤は「セルロース、モノグリセリドおよびジグリセリドなど」とのことで、先に紹介したよく使われる乳化剤とは異なりますが、
「乳化剤」と記載されているだけではどの成分なのか不明です。
そのため、乳化剤が含まれている食品はなるべく避けた方が安心でしょう。
ロッテ爽と原材料と添加物の違いを比較
スーパーカップでは植物油脂をはじめ、気を付けておきたい添加物も使われています。
今回はスーパーカップと並んで人気のアイスブランドであるロッテの「爽」と原材料を比較してみました。
ロッテの「爽」もスーパーカップと同じく「ラクトアイス」で、微細氷が含まれるあっさりとした口当たりが特徴的です。
画像:ロッテ
ロッテ爽のバニラの原材料は下記の通りです。
■ロッテ 爽 バニラ原材料
砂糖(外国製造、国内製造)、植物油脂、乳製品、果糖、卵黄(卵を含む)、乳等を主要原料とする食品、デキストリン、食塩、食物繊維/乳化剤、香料、安定剤(増粘多糖類)、アナトー色素
植物油脂や添加物を使っている点はスーパーカップと同じですが、比較してみると「爽」では砂糖が最も多い原材料であることがわかります。
■スーパーカップバニラ 原材料
乳製品(国内製造又は外国製造)、植物油脂、砂糖、水あめ、卵黄、食塩/香料、アナトー色素、(一部に卵・乳成分を含む)
また、原材料の一つである「乳等を主要原料とする食品」とは乳または乳製品の加工品のことで、乳製品に安定剤や乳化剤、植物油脂なども追加されているものになります。
そのため、爽にも含まれている「乳等を主要原料とする食品」の成分にも添加物が使われていることが予想できます。
スーパーカップのバニラには体に悪いと言われている添加物の増粘多糖類は使われていませんが、(他のフレーバーには使用有)爽のバニラには使用されています。
私個人的な感想ですが、スーパーカップが爽よりも原材料を厳選しており、体に悪い添加物も少ないと感じました。
どちらか迷った時には参考にしてみてください。
安全で体にいい市販のアイスは?コンビニやスーパーで買える安全アイス3選
スーパーカップや爽などはラクトアイスであり、植物油脂や添加物が使われていることから、体への影響が少なからず懸念されます。
そこで、スーパーやコンビニでも買える原材料がシンプルで添加物が少ない安心なアイス3つを選んでみました。
安全で体にいい市販のアイス ①グリコ 牧場しぼり
グリコのアイス「牧場しぼり」は「牧場で牛を見ながら食べた、アイスクリームの新鮮な味わい」をご家庭で!をコンセプトに開発されたそうです。
主な原材料である生乳も国産、さらに乳製品、卵黄なども国産原料を使っているというのも牧場しぼりのこだわりの一つです。
種類別:アイスクリーム
■グリコ 牧場しぼり ミルク 原材料
生乳(国産)、乳製品、水あめ、砂糖、卵黄、バニラエキス、食塩、(一部に卵・乳成分を含む)
使われている原材料がシンプルであり、さらに/(スラッシュ)がないため添加物を使われていない商品であることがわかります。
大手メーカーでかつ100円代で手頃に買えるアイスとしては貴重でとてもありがたいですね!
★牧場しぼり ミルクはこちら!
★牧場しぼりがどこに売っているのか、調べた結果はこちら
安全で体にいい市販のアイス ②MOW バニラアイス
MOWもスーパーやコンビニで売られていることの多い定番のアイスですね。
「手作りのような心に染み込むアイス」をコンセプトにこだわりの原材料を厳選し作られています。
種類別は「アイスクリーム」です。
■MOWバニラ 原材料
乳製品(国内製造、ニュージーランド製造)、水あめ、砂糖、加糖卵黄(卵黄、砂糖)、カラメルシロップ(砂糖、水あめ)/香料、(一部に卵・乳成分を含む)
/で区切られた後が添加物になりますが、MOWで使用されている添加物は「香料」のみでした。
コンセプト通り、シンプルに作られた原材料ですね!
ちなみに原材料の「乳製品」というのは乳等省令で定められた25の区分のことを指すそうです。
25の区分にはバター、クリーム、濃縮乳、ホエイパウダーなど乳成分を使った製品が単独、もしくは複数使われた時に表示することができます。
※参考
「乳製品」の詳しい内訳についてはメーカーに確認しないと不明のようですが、森永乳業のHPでの商品紹介を見てみると
プレミアムアイスクリームでも使われる国産の脱脂濃縮乳やクリームといった液状乳原料を使用し、濃厚でコクのあるミルクと芳醇なバニラの香りが楽しめるバニラアイス。
という紹介がされていたため、乳製品の原材料の中には「脱脂濃縮乳やクリーム」が使用されていると推測ができます。
実際にスーパーでMOWを買って食べてみました!
くちどけなめらかで甘く、バニラアイスを食べたという満足感が味わえます。
安全で体にいい市販のアイス ③ハーゲンダッツ
高級アイスと言えばハーゲンダッツですが、原材料も非常にシンプルに作られています。
■ハーゲンダッツ バニラ 原材料
クリーム(生乳(北海道))、脱脂濃縮乳、砂糖、卵黄/バニラ香料、(一部に乳成分・卵を含む)
他のアイスよりも値段は高いですが、その分やはり高品質でこだわった材料を使っています。
バニラだけではなく、他のフレーバーも添加物は比較的少なく、シンプルな原材料で作られており、安心して食べることができますよ。
ちょっと贅沢をしたい時、ご褒美として食べるアイスとしてはぴったりです!
★「ハーゲンダッツ バニラ」はこちら!
まとめ:スーパーカップはラクトアイスのため体に悪い原材料、添加物の使用あり!食べ過ぎるとやばいので注意をしよう
スーパーカップのアイスクリームの種類は「ラクトアイス」であり、体に悪いと言われている下記の原材料、添加物も使われています。
①植物油脂
②増粘多糖類
③乳化剤
ロッテの爽と比べると原材料や添加物はシンプルに作られていると感じましたが、食べ過ぎるのはよろしくありません。
食べたい時にはほどほどにしましょう。
★ラクトアイスの危険性について書いた記事はこちら!
★アイスの氷菓についての危険性について書いた記事はこちら!
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