スーパーやコンビニで必ず販売されている定番アイスのひとつ「ガリガリ君」。
さっぱりとした味で長年人気があるアイスです。
毎年個性的な新商品が発売され、話題になることもありますよね。
そんなガリガリ君ですが、安心して食べられるアイスなのでしょうか?
ガリガリ君のアイスクリームの種類や原材料、添加物について調べてみました。
- ガリガリ君のアイスクリームの種類は?ラクトアイスではありません!
- ガリガリ君の原材料は?体に悪い添加物や着色料は使われている?
- ガリガリ君に使用されている体に悪い原材料・添加物
- ガリガリ君とガツンとみかんはどっちが安全アイス?
- 健康的に食べられる安全な氷菓のアイス 4選
- まとめ:ガリガリ君はラクトアイスではなく氷菓!体に悪いとされる添加物・着色料の使用もあるため要注意
ガリガリ君のアイスクリームの種類は?ラクトアイスではありません!
赤城乳業から販売されているガリガリ君は1981年より販売されているロングセラーアイスバーです。
爽やかな青色のソーダ味やフルーツを使ったフレーバーが定番ですが、コーンポタージュやナポリタン味など「それって本当にアイスの味なんですか?」という攻めたフレーバーも登場し話題になることも多いですよね。
そんなガリガリ君ですがアイスクリームの種類はラクトアイスではなく「氷菓」です。
アイスクリームは乳固形分と乳脂肪分の割合により4種類に分類されます。
引用:日本アイスクリーム協会 アイスクリームとラクトアイスは何が違うの?
乳脂肪分が多く含まれているアイスクリームやアイスミルクと違い、氷菓は乳成分が使われていないかき氷やアイスキャンディーのものが多いです。
過去に販売されて話題になったコンポタ味やシチュー味など乳製品を使っているアイスについては「ラクトアイス」になるようです。
画像:赤城乳業
(コーンポタージュ味は現在は販売されていません)
新しい商品については随時チェックをしてみた方がよさそうですね。
★氷菓についての安全性について書いた記事はこちら!
ガリガリ君の原材料は?体に悪い添加物や着色料は使われている?
ガリガリ君は植物油脂が使われているラクトアイスよりカロリーが低い「氷菓」なので、ヘルシーで健康的、というイメージを持っている方もいるかもしれません。
そこで体に悪い添加物や着色料が使われていないか原材料をチェックしてみました。
ガリガリ君は毎年いろんなフレーバーが販売されていますが、定番の味や2024年7月現在コンビニやスーパーで販売されている味についてご紹介します。
ガリガリ君の原材料 ①ガリガリ君ソーダ
画像:赤城乳業
見た目も味も爽やかなので、暑い時に食べたくなる味ですが、味の正体は異性化液糖と砂糖が主なようです。
異性化液糖(国内製造)、砂糖、りんご果汁、ぶどう糖、ライム果汁、水あめ、食塩/香料、安定剤(ペクチン)、酸味料、着色料(スピルリナ青、クチナシ、紅花黄)、(一部にりんごを含む)
りんご果汁とライム果汁が使われているのは意外でした。
味の爽やかさはフルーツの果汁由来なんですね。
ガリガリ君の原材料 ②ガリガリ君コーラ
ソーダと並ぶ定番の味として有名なのはコーラです。
画像:赤城乳業
原材料を見ると実はソーダ味とあまり変わらず、着色料の違いであることがわかります。
■ガリガリ君コーラ 原材料
砂糖(国内製造)、異性化液糖、りんご果汁、ぶどう糖、ライム果汁、食塩/香料、着色料(カラメル、野菜色素)、安定剤(ペクチン)、酸味料、(一部にりんごを含む)
酸味がおいしいガリガリ君のグレープフルーツの原材料は下記の通りです。
画像:赤城乳業
■ガリガリ君 グレープフルーツ原材料
異性化液糖(国内製造)、砂糖、グレープフルーツ果汁、水あめ、ライム果汁、食塩/酸味料、香料、安定剤(ペクチン)、クチナシ黄色素
フルーツ味のガリガリ君は果汁は入っているものの、砂糖が多めなのが気になります。
ガリガリ君の原材料 ④大人なガリガリ君 キウイ
ガリガリ君の高級路線として「大人」シリーズが毎年登場しています。
特徴としては異性化液糖や砂糖よりもフルーツ果汁の割合が多いことです。
画像:赤城乳業
■大人なガリガリ君 キウイ 原材料
キウイ果汁(ニュージーランド製造)、砂糖、異性化液糖、キウイソース、パイン果汁、水あめ/安定剤(増粘多糖類)、酸味料、香料、着色料(紅花黄、クチナシ)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、(一部にキウイフルーツを含む)
しかし、後述するように人口甘味料であるアセスルファムK、スクラロースが使われているのは心配ですね。
ガリガリ君の原材料 ⑤大人なガリガリ君 ゴールデンパイン
キウイ同様、大人なガリガリ君で人気フレーバーなのがパイン味です。
画像:赤城乳業
■大人なガリガリ君 ゴールデンパイン 原材料
パイン果汁(コスタリカ製造)、砂糖、異性化液糖、水あめ/酸味料、安定剤(増粘多糖類)、香料、着色料(紅花黄、カロチノイド)
こちらも砂糖や異性化液糖よりもパイン果汁割合が多く、パインの甘みが存分に味わえるガリガリ君です。
ガリガリ君に使用されている体に悪い原材料・添加物
現在販売されているガリガリ君の原材料をチェックしたところ、下記の原材料、添加物が使われている点が気になりました。
①異性化液糖
②人口甘味料
③着色料
摂りすぎるのはあまり好ましくないものばかりなので、それぞれの危険性や注意点について調べてみました。
ガリガリ君に使用されている体に悪い原材料・添加物 ①異性化液糖
ガリガリ君に必ず使われている原材料が「異性化液糖」です。
異性化糖(異性化液糖)は、ぶどう糖と果糖が混合した液状の糖のことです。
異性化糖は日本農林規格にて果糖の含有率の%により下記のように分けられます。
・50%未満:ブドウ糖果糖液糖
・50%以上~90%未満:果糖ブドウ糖液糖
・90%以上:高果糖液糖
清涼飲料水などによく使われる果糖ブドウ糖液糖も異性化糖の一種なんですね。
果糖ブドウ糖液糖などの異性化糖は砂糖よりも安価で使えるため、清涼飲料水をはじめお菓子、加工品、調味料などあらゆるところで利用されてます。
これらの異性化糖の取り過ぎの問題点は
・血糖値が上がりやすい
・遺伝子組み換えの原料を使っていることが多い。
という点です。
異性化糖は砂糖よりも体への吸収が早いため、血糖値が上がりやすく、肥満や糖尿病のリスクを高めます。
また、異性化糖の原料となるのはトウモロコシですが、日本では主に輸入のトウモロコシを使用しています。
この原材料が遺伝子組み換えであると言われており、知らず知らずのうちに遺伝子組み換えの食品を体内に入れていることになります。
大量に取り過ぎないように注意した方が良いでしょう。
ガリガリ君に使用されている体に悪い原材料・添加物 ②人口甘味料
大人のガリガリ君キウイにはアセスルファムK、スクラロースという2種類の人口甘味料が使われています。
ガリガリ君以外の氷菓のアイスにも意外とよく使われているのが人口甘味料です。
アセルファムKは砂糖の200倍の甘さがあり、日本では2000年から認可されており広く疲れている人口甘味料です。
アセルファムKは動物実験で甲状腺障害や脳機能障害の原因になる可能性があると発表されています。
スクラロースは砂糖の600倍の甘さがあると言われており、1999年から認可されており中毒性のある強烈な甘さが特徴です。
さらにスクラロースの危険性について、発がん性や遺伝子に傷をつけるという結果も出ています。
あまり頻繁に摂取するのは危険です。
キウイ以外にも過去のガリガリ君で人工甘味料が使われていたこともあるため、購入前に使われていないものを選んだ方がよいでしょう。
ガリガリ君に使用されている体に悪い原材料・添加物 ③着色料
食品をおいしそうに見せるために使われる着色料もガリガリ君でよく使われる添加物の一つです。
着色料には石油製品から作られた合成着色料と天然素材から作られた天然着色料があります。
合成だから危険、天然だから安全、というわけではありませんが、合成着色料の中には発がん性が疑われるものもあります。
危険な着色料として有名なのは「赤色〇号」「青色〇号」といった番号で名前付けされているものです。
かき氷の着色料として今でもよく使われる添加物ですが、現在のガリガリ君では使われていないようです。
ガリガリ君の一番人気のソーダ味の青も合成着色料ではなく、天然由来の「スピルリナ」で色付けをされているようです。
スピルリナ青(着色料)の原料は藻類です。この藻から色素を抽出しています。
引用:赤城乳業
しかし、気になるのはガリガリ君コーラで使われている着色料(カラメル)です
調味料やお菓子でも使われる着色料として有名な「カラメル色素」ですが、製法の違いにより4種類あります。
糖類のみ加熱して作られるカラメル1は比較的安全と言われていますが、日本で加工品に使われているカラメル色素のほとんどはカラメルⅢ・Ⅳです。
これらのカラメルⅢ・Ⅳはアンモニア化合物を使って製造されているため発がん性などの危険があるとされています。
カラメルという表記だけだとどのカラメル色素を使用しているのか不明のため、食べ過ぎない方が無難です。
ガリガリ君とガツンとみかんはどっちが安全アイス?
赤城乳業から販売されているガリガリ君と並んで看板商品と言えば「ガツンとみかん」です。
画像:赤城乳業
みかん果肉と果汁を40%使っており、みかんアイスとして有名ですよね。
「ガリガリ君」と「ガツンと、みかん」はどちらが安全に食べられるアイスなのでしょうか。
ガツンと、みかんの原材料も確認をしてみました。
■赤城乳業 ガツンと、みかん 原材料
みかんシラップづけ(国内製造)、みかん果汁、異性化液糖、砂糖、デンプン分解物、果糖、食塩、洋酒/酸味料、安定剤(増粘多糖類)、香料
他のガリガリ君同様、異性化液糖は使われているものの、みかん部分が40%と多いためガリガリ君よりも割合は少ないのではと予測できます。
健康的に食べられる安全な氷菓のアイス 4選
ガリガリ君の原材料をチェックすると血糖値が上がりやすく、遺伝子組み換えの可能性が高い異性化液糖が使われており、人口甘味料や着色料の利用も判明しました。
シャリシャリ感がおいしいものの、あまり食べ過ぎるのは心配です。
なるべくなら安全なアイスを楽しみたいですよね!
次は原材料がシンプルで危険な添加物を使用していない、ガリガリ君と同じ氷菓のアイス4選をご紹介します。
健康的に食べられる安全な氷菓のアイス ①井村屋 あずきバー
原材料がシンプルなことで有名な井村屋の「あずきバー」は添加物が使われておらず、安全な氷菓アイスの代表的な存在です。
原材料は4つだけ!という究極の作り方をしています。
種類:氷菓
■井村屋 あずきバー 原材料
砂糖(国内製造)、小豆、水あめ、食塩
とても堅いアイスとして有名なあずきバーですが、冷凍庫から少し出して置いておくと食べやすくなります。
添加物は使われていないため安心ですが、砂糖の量が多いので食べ過ぎには注意をしましょう。
オーガニックの小豆を使っているあずきバーもあります!
★あずきバーはこちら!
★オーガニックあずきバーはこちら!
健康的に食べられる安全な氷菓のアイス ②久保田食品 アイスクリーム
添加物が少なく、こだわりの原材料で作っているのは高知の久保田食品のアイスクリームです。
高知産のいちごや柚子などのフルーツや果汁をふんだんに使い、果物の美味しさを感じられる贅沢なアイスです。
人気の苺アイスキャンディーは「いちご」と「砂糖」のみを使った究極の原材料でびっくり!
■久保田食品 苺アイスキャンディー 原材料
いちご(高知産)、砂糖
いちごの甘みを生かした贅沢なおいしいアイスです。
一般的なスーパーではなかなか見かけませんが、コープやナチュラルローソン、自然食品店などで販売されていることがあります。
私はコープで1本213円(税込み)で売られているのを見かけました。
原材料がシンプルで安心なのに手頃な値段なのも嬉しいですね!
もちろんネットでもまとめ買いができるので、試してみてください!
★安心して食べられる!久保田食品のアイスはこちら!
健康的に食べられる安全な氷菓のアイス ③みかんアイスバー
早和果樹園のみかんバーは有田みかんのストレート果汁を75%も使用している贅沢な氷菓アイスです!
画像:楽天
保存料、着色料、香料、人工甘味料などの添加物は使われていないため、安心して食べることができます。
■みかんアイスバー 原材料
みかん果汁、砂糖、みかん果肉、こんにゃく粉、ぶどう糖、寒天
ジューシーなみかん果汁、そしてみかんの果肉までそのまま味わえます。
無添加のみかんアイスを食べたい方におすすめです!
★早和果樹園 みかんアイスバーはこちら!
健康的に食べられる安全な氷菓のアイス ④花田食品 りんごちゃん&ぐれーぷる
夏に食べたくなるチューペット(ポッキンアイス)は厳密にはアイスではありませんが、冷凍することで氷菓のようにひんやり美味しく食べることができます。
画像:花田食品
花田食品のチューペットは濃縮還元の国産果汁100%で砂糖、添加物不使用のため、アレルギーをお持ちの方や添加物が気になる方でも安心です。
りんごとぶどう味がありますが、息子がりんごが好きなので私はグレープばかり食べています。
私も暑い外から帰宅した後、涼むためによくこちらのポッキンアイスを食べています。
★花田食品 りんごちゃん&ぐれーぷるはこちら!
まとめ:ガリガリ君はラクトアイスではなく氷菓!体に悪いとされる添加物・着色料の使用もあるため要注意
氷菓は植物油脂を使ったラクトアイスに比べると、ヘルシーでカロリーが低く健康的なイメージもありますが、実は添加物や人口甘味料の使用もあり、問題点も感じられます。
現在販売されているガリガリ君の原材料をチェックしてみると、下記の原材料、添加物が使用されているため食べ過ぎないように注意しましょう。
①異性化液糖
②人口甘味料
③着色料
食べ過ぎに注意してガリガリ君を適度に楽しみましょう!
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