スーパーやコンビニでも売っているカントリーマアムやホームパイは子供のおやつの定番として人気ですよね。
気軽に食べられるお菓子として人気の不二家のお菓子ですが、カントリーマアムやホームパイは本当に安心して食べられるお菓子なのでしょうか?
今回はカントリーマアムやホームパイなどの不二家のお菓子の原材料をチェックし、体に悪い添加物を使っていないか調査をしてみました。
- 不二家のカントリーマアム、ホームパイはロングセラー商品
- 不二家のお菓子(カントリーマアム・ホームパイなど)の原材料は?体に悪い添加物の使用をチェック
- 不二家のお菓子(カントリーマアム・ホームパイなど)に使われている体に悪い原材料・添加物3つ
- 安全に食べられるクッキーやビスケット5選
- まとめ:不二家のカントリーマアムやホームパイは体に悪い原材料・添加物の使用あり!食べ過ぎに注意しよう
不二家のカントリーマアム、ホームパイはロングセラー商品
ホームパイは1968年、カントリーマアムは1984年から販売されている不二家のロングセラー商品です。
ホームパイはバター多めのサクサク食感のパイ、カントリーマアムは中身しっとり、外さっくりの他にはない独特なクッキーとなっています。
手頃な値段で買えておいしい不二家のお菓子は子どもたちにも人気なので、習い事やイベントでのお菓子の交換などにもよく利用され、我が家もいただく機会が多いです。
最近ではあっさり食べられるモーニングマアムや地域限定カントリーマアムちょこまみれシリーズなどいろんなバリエーションを広げています。
不二家のお菓子(カントリーマアム・ホームパイなど)の原材料は?体に悪い添加物の使用をチェック
不二家のお菓子は美味しいですが、果たして原材料は安全なのでしょうか。
原材料を見てみると、砂糖が多く使われており、添加物の使用もまあまま多め、ということがわかりました。
不二家のお菓子の原材料 ①カントリーマアム(バニラ・ココア)
不二家の定番のお菓子カントリーマアムはバニラとココアがスタンダードです。
クッキーですが実は和風食材の白あんが使われているのが意外ですよね!
原材料の中には植物油脂も含んでおり、添加物も多めなのが気になります。
■カントリーマアム バニラ 原材料
小麦粉(国内製造)、砂糖、植物油脂、チョコレートチップ(乳成分を含む)、還元水あめ、卵、白ねりあん(乳成分を含む)、全脂大豆粉、脱脂粉乳、水あめ、食塩、卵黄(卵を含む)、全粉乳、乳等を主要原料とする食品/加工デンプン、乳化剤(乳・小麦・大豆由来)、香料(乳由来)、安定剤(加工デンプン)、カラメル色素、膨脹剤
■カントリーマアム ココア 原材料
小麦粉(国内製造)、砂糖、チョコレートチップ(乳成分を含む)、植物油脂、還元水あめ、ココア、卵、白ねりあん(乳成分を含む)、脱脂粉乳、水あめ、カカオマス、全脂大豆粉、食塩、卵黄(卵を含む)、全粉乳、乳等を主要原料とする食品/加工デンプン、乳化剤(乳・小麦・大豆由来)、香料(乳由来)、安定剤(加工デンプン)、膨脹剤
不二家のお菓子の原材料 ②ホームパイ
サクサク食感がおいしいホームパイは富士山の天然水を使用しているなど原材料にこだわりがあるようにも感じましたが、使われているのは砂糖や植物油脂が多めのようです。
卵不使用なので卵アレルギーの方でも食べられるお菓子です。
■オームパイ 原材料
小麦粉(国内製造)、植物油脂、砂糖、バター、発酵種(小麦を含む)、全粉乳、食塩、脱脂粉乳、たんぱく質濃縮ホエイパウダー(乳成分を含む)、乳等を主原料とする食品、水あめ/乳化剤(小麦・大豆由来)、香料(乳由来)、カロテノイド色素
不二家のお菓子の原材料 ③カントリーマアムチョコまみれ
カントリーマアムのチョコたっぷり使った「チョコまみれ」は新しいシリーズとして登場ましたが、すっかり定番となりました。
画像:不二家
原材料を見ると砂糖が最も多く、さらにカントリーマアムには使われていない「異性化液糖」が含まれているようです。
チョコがたっぷりということもあり糖分が多めという印象です。
※異性化液糖(果糖ぶどう糖液糖など)
砂糖よりも甘く、肥満になるリスクが高まると言われています。
さらに原料が遺伝子組み換えを使っていることが多く安全性が心配です。
■カントリーマアムチョコまみれ 原材料
砂糖(国内製造又は外国製造)、カカオマス、植物油脂、小麦粉、異性化液糖、全粉乳、卵、ココア、白ねりあん(乳成分を含む)、ココアバター、水あめ、食塩、乳糖、脱脂粉乳/加工デンプン、乳化剤(乳・大豆由来)、膨脹剤、安定剤(加工デンプン)、香料(乳・大豆由来)
不二家のお菓子の原材料 ④ホームパイチョコだらけ
ホームパイのチョコ味のチョコだらけにもチョコまみれ同様「異性化液糖」の使用がありました。
また、ホームパイは卵不使用ですが、こちらには加糖卵黄が使われているため、卵アレルギーの方は注意が必要ですね。
■ホームパイチョコだらけ 原材料
砂糖(国内製造又は外国製造)、植物油脂、小麦粉、カカオマス、全粉乳、ココアバター、卵、ココア、チョコレート(乳成分を含む)、加糖卵黄(卵を含む)、発酵種(小麦を含む)、異性化液糖、バター、食塩、脱脂粉乳、たんぱく質濃縮ホエイパウダー(乳成分を含む)、乳等を主要原料とする食品、水あめ/乳化剤(乳・小麦・大豆由来)、加工デンプン、香料(乳・大豆由来)、膨脹剤、カロテノイド色素
不二家のお菓子(カントリーマアム・ホームパイなど)に使われている体に悪い原材料・添加物3つ
カントリーマアムやホームパイなどの不二家のお菓子の原材料をチェックしてみると、残念ながら「体に悪い」とされている原材料・添加物が複数使用されていることがわかりました。
その中でも特に気になる下記の3つの原材料・添加物について詳しくご紹介します。
①植物油脂
②加工デンプン
③乳化剤
不二家のお菓子に使われている体に悪い原材料・添加物 ①植物油脂
今回ご紹介したカントリーマアム、ホームパイ、チョコシリーズのすべての原材料に使用されているのが「植物油脂」です。
植物油脂は植物油のことですが、流通している食品に入っているものはほとんどアブラヤシから取れる「パーム油」が原材料となっています。
植物油脂はトランス脂肪酸を多く含む可能性があり、摂りすぎると動脈硬化が進み狭心症や心筋梗塞などの心臓のリスクが高まることが知られています。
トランス脂肪酸は人工的に作られた油であることから「食べるプラスチック」と表現されることもあるほど問題視されている成分です。
さらに植物油脂については遺伝子組み換え原料を使っているとも言われているため、安全性が気になるところです。
不二家のお菓子に使われている体に悪い原材料・添加物 ②加工デンプン
カントリーマアム、チョコまみれ、チョコだらけに使用されている「加工デンプン」はとろみをつける添加物として知られています。
加工デンプンというと自然由来のデンプン粉なのかな?と思われがちなのですが、実はアセチル化アジピン酸架橋デンプン・アセチル化酸化デンプンなどのカタカナ文字の成分が使われています。
特にヒドロキシプロピルデンプン・ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンについては発がん性が認められているため、ヨーロッパやアメリカでは幼児への使用が禁止されています。
しかし、日本では多くの場合「加工デンプン」や「加工でん粉」として表示されていることが多く、どの成分が使われているのか不明です。
そのため、できれば「加工デンプン」や「加工でん粉」の添加物が含まれたものは避けた方が安心でしょう。
不二家のお菓子に使われている体に悪い原材料・添加物 ③乳化剤
ご紹介したカントリーマアム、ホームパイ、チョコシリーズずべてに使われている添加物が「乳化剤」です。
乳化剤は水や油など混ざらない物質を混合(乳化)させる役割がある食品添加物です。
乳化剤と書いてあるので乳成分由来の成分かと思われがちですが、そうではありません。
加工食品でよく使われるのはグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチンなどが有名です。
これらの乳化剤は厚労省が食品添加物として使用が認められていますが、一方で「乳化剤を摂取しすぎると心血管疾患のリスクが増加する」という研究結果もあります。
フランスINSERMのLaury Sellem氏らは、2009年に始まり現在も継続中のNutriNet-Santéコホート研究を利用して、食品添加物として広く使用されている乳化剤の摂取量と心血管疾患の関係を検討し、セルロース、モノグリセリドおよびジグリセリドなどの乳化剤摂取量が多い人は心血管疾患リスクが高かったと報告した。結果は2023年9月6日のBMJ誌電子版に掲載された。
引用:乳化剤の摂取は心血管疾患リスク増加と関連:日経メディカル
研究対象となった乳化剤は「セルロース、モノグリセリドおよびジグリセリドなど」とのことで、先に紹介したよく使われる乳化剤とは異なりますが、
「乳化剤」と記載されているだけではどの成分なのか不明なため注意が必要です。
不二家のお菓子に使われている体に悪い原材料・添加物 ④乳等を主要原料とする食品の中身とは?
カントリーマアム、ホームパイ、ホームパイチョコだらけの原材料には「乳等を主要原料とする食品」が使われています。
「乳等を主要原料とする食品」とは乳または乳製品の加工品のことで、乳製品に安定剤や乳化剤、植物油脂なども追加されているものです。
そのため、表示されているよりもさらに植物油脂や乳化剤などが使われていると考えてよいでしょう。
安全に食べられるクッキーやビスケット5選
カントリーマアムやホームパイは気軽に買えるのがメリットですが、ご紹介したように原材料にはやや心配なところがありました。
そこで無添加で安全に食べられておいしいクッキーやビスケットなどをご紹介します!
下記の3つの基準で選びました。
・国産小麦使用
・白砂糖不使用
・添加物の使用が少ない
不二家のカントリーマアムなどで使われているメイン原材料である小麦粉は一般的にはアメリカやカナダからの輸入小麦と言われています。
こうした輸入小麦には「ポストハーベスト」と呼ばれる収穫後の農薬が多く使われており、発がん性や催奇形性の危険が指摘されています。
そのため小麦を使用したお菓子を食べたい時には「国産小麦」を選んだ方が安心です。
私が実際に食べて安全かつ美味しい5つのお菓子をご紹介します!
安全に食べられるクッキーやビスケット ①ノースカラーズ 無添加北海道バタークッキー
国産素材を使い、添加物を使わないお菓子作りをしているノースカラーズさんのクッキーは極力添加物を使わずに作られているのでお子さんでも安心して食べられます!
画像:ノースカラーズ
手作りのようなシンプルな素材でバターの香りが楽しめるクッキーです。
■ノースカラーズ 北海道バタークッキーの原材料
小麦粉(小麦(北海道産))、バター(生乳(北海道産))、てん菜糖(てん菜(北海道産、遺伝子組み換えでない))、液全卵(国内製造)、食塩(北海道製造)
安全に食べられるクッキーやビスケット ②ノースカラーズ 無添加 ビスケット
画像:ノースカラーズ
サンリオのパッケージですし、どうぶつの形をしているのでお子さんのおやつにもかわいくて喜ばれそうですね。
小分けで包装されているのでちょっとずつ食べたい時にぴったりです。
■ノースカラーズ 純国産 4連ビスケット
小麦粉(小麦(北海道産))、てん菜糖(てん菜(北海道産、遺伝子組換えでない))、こめ油(米(国産))、脱脂粉乳(生乳(北海道産))、食塩(国内製造)、酵母(国内製造)、(一部に小麦・乳成分を含む)
安全に食べられるクッキーやビスケット ③ノースカラーズ 無添加 発酵バターワッフル
ノースカラーズさんのバターワッフルは薄めの生地でパリパリサクサクでおいしいです。
画像:ノースカラーズ
こちらももちろん無添加なので安心して食べられますね!
小麦粉(小麦(北海道産))、粗糖(さとうきび(国産))、発酵バター(北海道製造)、液全卵(鶏卵(国産))、食塩(国内製造)、(一部に卵・小麦・乳成分を含む)
安全に食べられるクッキーやビスケット ④豆乳おからクッキー
大豆のおからをメイン原材料として使ったタンパク質も取れるおからクッキーもおいしくておすすめです。
完全なグルテンフリーではありませんが、小麦も国産なのも嬉しいですね。
■豆乳おからクッキー プレーン原材料
おから(国内製造)、小麦粉(小麦(国産))、アーモンドパウダー、食用こめ油、砂糖(てんさい(国産))、豆乳、塩/ベーキングパウダー(一部に大豆を含む)
安全に食べられるクッキーやビスケット ⑤ビオクラ米粉クッキー
健康志向の高まりから小麦を避ける「グルテンフリー」のお菓子を選ぶ方が増えてきています。
洋菓子もグルテンフリーのものが出てきており、米粉クッキーも手軽に買えるようになりました。
ビオクラさんの米粉クッキーはいろんな味があり、おいしいのでおすすめです!
■米粉クッキー 原材料(苺&ぷれーん)
米粉(米(国産))、米油、アーモンドプードル、てんさい糖、豆乳、いちごパウダー、食塩
まとめ:不二家のカントリーマアムやホームパイは体に悪い原材料・添加物の使用あり!食べ過ぎに注意しよう
不二家のベストセラー商品カントリーマアムやホームパイは手軽に買えておいしい定番お菓子ですが、体に悪い原材料や添加物の使用も複数確認できました。
特に気になるのが下記の3つの原材料・添加物です。
①植物油脂
②加工デンプン
③乳化剤
不二家のお菓子を食べる時にはほどほどにしておいたほうが良いかもしれません。
お菓子選びの際に参考にしてみてください!
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