アトピー改善やアレルギーの軽減などの目的から「グルテンフリー」を実践しようという方が増えています。
小麦製品に多く含まれる「グルテン」が腸内環境を悪化させると言われているため、
アトピーやアレルギーの悪化にもつながっているとされています。
私自身もアトピーが腸内環境に関係があると知ってからなるべく小麦製品を避けるグルテンフリーを意識するようになりました。
こちらの記事ではアトピーさんとグルテンの関係と私のおすすめのグルテンフリー製品をご紹介します!
- グルテンとは?小麦(グルテン)を取るとアトピーが悪化する?
- アトピーさんがグルテンフリーにするメリット
- グルテンフリーによるアトピー改善の効果とは?
- アトピーさんにおすすめのグルテンフリー製品6選をご紹介!
- アトピーさんがグルテンフリー生活を続けるコツ
- まとめ:アトピー改善のためにもグルテンフリー食生活にチャレンジしてみよう
グルテンとは?小麦(グルテン)を取るとアトピーが悪化する?
小麦とアトピーとアレルギーに関係があると言われていますがどのような仕組みなのでしょうか。
口から摂取されると「グリアジン」が腸上皮細胞に結合し、「ゾヌリンタンパク質」が過剰に分泌されます。
この「ゾヌリン」が腸壁の粘膜を傷つけてしまうとされています。
腸壁に穴があくことで腸から有害物質が出ていってしまうことを「腸もれ」といい、「リーキーガット症候群」とも呼ばれています。
消化機能として重要かつ免疫機能でもある腸ですが、そこから穴が開いてしまうなんて想像しただけで恐ろしいですよね…。
腸漏れが起きることで最近や毒素、未消化のタンパク質が漏れ出してしまい、免疫細胞がそれらを「異物」として判断してしまい、攻撃を仕掛けてしまいます。
これにより炎症が起こり、アトピー性皮膚炎、喘息やアレルギーなどの症状が起こってしまうのです。
さらにこの「腸漏れ(リーキーガット症候群)」はアレルギー症状だけではなく、脳腫瘍やがん、うつ病や自閉症といった精神的な病気、アルツハイマー病やパーキンソン病なども引き起こす原因ともいわれています。
参考資料
こちらの書籍も参考にしました。腸もれについてわかりやすく解説されています!
こちらの本も漫画でわかりやすく小麦粉の害について書かれており興味深く読みました。
管理栄養士で健康的な食事について発信されている幕内秀夫先生のコメントも書かれていてわかりやすくておすすめです。
アトピーさんがグルテンフリーにするメリット
以上のことからアトピーさんが小麦製品を避け、グルテンフリーを心がけることで腸もれのリスクが減り、皮膚の炎症が治まる可能性があります。
また、もう一つのリスクが小麦に使われている「ポストハーベスト」問題です。
現在日本に流通している小麦の多くがアメリカやカナダからの輸入小麦ですが、これらには輸送に時間がかかるためカビなどが発生しないようポストハーベストと呼ばれる農薬が大量に使われています。
名前通り収穫(ハーベスト)された後(ポスト)に使われる農薬で、通常の農薬よりも強い成分が使われているとされており、発がん性や催奇形性が疑われるものもあると言われています。
ポストハーベストが体内に入ることでアレルギー症状も引き起こすという説もあります。
参考HP
ポストハーベストは収穫した後に使われるということでより強い農薬が使われているそうで、それが体内に入ると考えると怖いですよね!
そのため、小麦製品を選ぶ時も「国産小麦」が使われているものを選ぶことでポストハーベストのリスクを避けることができます。
・グルテンによる腸もれが回避できる
・農薬のポストハーベストを避けることができる
の2つが挙げられます。
グルテンフリーによるアトピー改善の効果とは?
実際にグルテンフリーを行うことでアトピー改善につながるのでしょうか?
私もアトピー改善のためにグルテンフリーを試してみた一人です。
私が「小麦製品の取りすぎがアトピー悪化の原因になっているかも」と聞いた時は脱ステをしている20代後半の時で、とても衝撃を受けました。
当時は皮膚科にも何軒もはしごしていた時ですが、病院の医師は誰も「小麦が原因」とは言ってくれなかったからです。
アトピーをなんとか治したい!という気持ちがあった私はその時からなるべく小麦を取らない生活を心がけました。
仕事も多忙な時期だったので、コンビニ食や外食も多かったですがなるべく和食を選び、小麦を避けるように。
もちろん完全には無理でしたが、それまで頻繁に食べていたパンやスイーツを大幅にやめたことでだいぶ肌の炎症がマシになったことを覚えています。
アレルギーの有無や体の状態によって個人差はあるかと思いますが、私にとってはグルテンフリーはアトピー改善に役立ったと実感しています。
アトピーさんにおすすめのグルテンフリー製品6選をご紹介!
小麦(グルテン)製品による腸もれが引き起こすアレルギー症状についてご紹介してきました.
小麦を摂ることでアトピーだけではなくいろんな体の不調が起こると言われているため、頻繁に摂取するのはよろしくないですよね。
でも、小麦製品であるパンやうどん、パンケーキっておいしい…!!
私も息子も麺類やパンが大好き。
そのため、できれば自宅ではグルテンフリー製品を愛用しています!
最近は健康志向の高まりから小麦不使用のグルテンフリーの食品も増えてきました。
その中でも私が特におすすめできる、日常的に使っているグルテンフリー製品をご紹介します!
アトピーさんにおすすめグルテンフリー製品① パスタ
休日のランチなどにパスタを食べることが多いのですが、
私と息子のパスタはいつもこちらです!
小麦粉不使用ですが、本物の小麦パスタと変わりない味で感動しました!
普通のパスタと同じく9~10分塩と一緒にゆでればOK!
ナポリタンやミートソースなどでよくいただきますがとても美味しいです。
原材料も有機素材を使っているので安心ですね。
★グルテンフリーパスタはこちら!
アトピーさんにおすすめグルテンフリー製品② うどん
軽いランチやちょっと体調が悪い時に食べたいうどんですが、
私はゆきひかりで作られたこちらのうどんをいつも使っています。
★市川農場 米麺はこちら!
私もよく食べているお米ゆきひかりは粘り気が少なくたんぱく質が少ないためもちもちした食感はありませんが、
アトピーやアレルギーの方にも適しているお米と言われています。
特に市川農場さんは農薬を極力使わないお米作りをしており、こちらの麺も有機肥料を使って作られています!
いまでこそグルテンフリーの米粉うどんもいろんな会社から作られていますが、添加物が使われているものも多いのが現状…。
しかし、こちらの米麺はお米だけを使って作られているので安心して食べることができます!
コシがある食感が特徴で、かけうどんはもちろん、夏は冷たいうどんも美味しいです~。
アトピーさんにおすすめグルテンフリー製品③ ビーフン
ラーメンのようにスープと一緒に食べる汁ビーフンや、焼きそばのように炒めて食べる焼きビーフンも美味しいです。
私はビーフンのメーカーとして有名なケンミンのこちらのビーフンを愛用しています!
長期保存できるのでビーフンはいつも常備しており、我が家ではラーメンや焼きそばの代わりに作っています。
給食が焼きそばだった時にビーフンを代替えで入れていたことも!
原材料:米
原材料も米のみでシンプルなのも嬉しいですね。
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アトピーさんにおすすめグルテンフリー製品④ 米粉パン
小麦製品の代表ともいえるパンも好きな方が多いですよね。
息子も「将来はパン屋さんになりたい」と言うほどパンが好きなのですが、
元々小麦アレルギーがあったこともあり、食べ過ぎは注意しています。
でも「パンが食べたい!」という気持ちを尊重してあげたいため、
私が勝っている「田んぼのおやつ」の米粉パンはいろんな種類が豊富なうえに原材料もシンプルで安心!
田んぼのおやつのお試しセットとベーグルを頼んだ時の冷凍パンです。
・お米のベーグル
・ソフトフランス
・有機レーズンパン
・チョココッペパン
・クリームパン
・お米の丸パン
が入っています~。
★田んぼのおやつ 米粉パンおためしセットはこちら!
息子は特にベーグルが好きなのでベーグル多めに購入しています。
ベーグルの原材料は…
米(自然栽培)、てんさい糖(北海道産)、馬鈴薯でん粉(北海道産)、有機コーンスターチ、有機オリーブオイル、米粉(自然栽培)、大豆粉(北海道産)、タピオカ粉、米でん粉、オオバコ種皮末、天日海塩、白神こだま酵母、大和芋粉、重曹
と原材料にもこだわっているので安心して食べることができます!
自然解凍後、電子レンジで温めるとすぐにおいしくいただけます。
冷凍商品なので長期保存して好きな時に解凍して食べられますよ~。
アトピーさんにおすすめグルテンフリー製品⑤ 米粉ホットケーキミックス
お子さんのおやつの定番のホットケーキですが、最近では米粉などを使用したグルテンフリーのものも増えてきました。
卵や牛乳(豆乳)を混ぜて焼くだけで簡単においしいホットケーキができます!
各社いろんなホットケーキミックスが出ていますが、特にこちらのホットケーキミックスは市販の小麦ホットケーキと同じようにおいしく食べられます。
息子の定番おやつとしても人気です!
★桜井食品 米粉ホットケーキミックスはこちら!
★おすすめの米粉ホットケーキミックスについてまとめた記事はこちら!
アトピーさんにおすすめグルテンフリー製品⑥ カレー粉
完全な小麦製品ではないものの、カレーのルーにもたくさんの小麦粉が使用されています。
また、大手メーカーのカレールーは植物油脂も多く、アトピーさんにとってはあまりよろしくないことも…。
こちらのカレールーは植物性素材で作られており、小麦不使用のグルテンフリーで安心です!
原材料:食用こめ油(国内製造)、米粉(国産)、デーツシロップ、オニオンパウダー、ウスターソース、食塩、たかきび粉、カレー粉、ガラムマサラ、トマトパウダー、塩麹、ガーリックパウダー、ぶどう酢、ジンジャーパウダー、椎茸パウダー、昆布パウダー、バオバブフルーツパウダー
甘口~辛口まであるのでお子さんから大人まで好みの味を選べます。
普通のカレーはもちろん、ひき肉を炒めてキーマカレー風も美味しいです!
アトピーさんがグルテンフリー生活を続けるコツ
小麦製品を避ける「グルテンフリー」生活は意外と大変です。
いろんな商品に小麦が含まれているため完全に除去をするのはとても難しいんですよね…。
和食に欠かせない醤油も実は小麦を使用して作られているため、完全に除去するには一般の醤油も使えないことになりますが、そこまで極端な生活をするのは厳しいでしょう。
また、お付き合いの外食や頂きものなので小麦製品を取る機会もあるかもしれません。
そのため、ストレスなくグルテンフリー生活をするには完全にグルテン除去を徹底するのではなく、「なるべく小麦製品を取らないゆるグルテンフリー」くらいがおすすめです。
私も外食した時には好きなものを食べますし、イベントや誕生日などでケーキを食べたり、いただきもののクッキーもありがたく食べたりします。
アトピー症状がひどい時にはある程度小麦や白砂糖などは制限した方が良いかと思いますが、
そこまでではない時にはゆるいくらいでも良いのではないでしょうか。
また、小麦を選ぶ時にはなるべく「国産小麦」を選ぶことで、米国産小麦のポストハーベストを避けることができます。
麺やパンを食べたい!と思った時には上記のグルテンフリー製品をうまく使いながら生活していく方が続くと個人的には思います。
(あくまでも個人の感想です。アレルギーがあったり、病院で治療をしている方は医師の指示に従ってください。)
まとめ:アトピー改善のためにもグルテンフリー食生活にチャレンジしてみよう
小麦に含まれるグルテンが体の中で腸もれが起こってしまい、アトピーなどのアレルギー症状が起こると言われています。
さらにアトピーだけではなく他の病気や不調の原因にもなっているというのが恐ろしいところです…。
輸入小麦はポストハーベストなどのリスクもあるため、なるべく小麦を取らないグルテンフリーの食生活は健康のためにも効果があると言えるでしょう。
完全な除去は難しくても毎朝のパンをごはんに変えるだけでだいぶ体調が変わるかもしれません。
パンや麺類が食べたいときにはグルテンフリーの代替え食品も増えてきていますので、うまく活用してみてください!
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