暑い時やリラックスしたい時に食べたくなるのがアイスクリーム。
いろんな種類やフレーバーもあり、選ぶのも楽しいですよね。
しかし、アイスクリームでも「食べても安全なアイス」と「体に悪いアイス」があるのをご存じでしょうか？
アイスクリームを選ぶ時には原材料をしっかりチェックすることが重要です。
今回はスーパーやコンビニなどでよく売られているアイスクリームで原材料や添加物を見て食べ続けると「体に悪い」と思われるアイスクリームについてご紹介します。
- アイスクリームは4種類！ラクトアイスは体に悪い？
- 体に悪いラクトアイスのやばい恐ろしい正体！危険な原材料・添加物
- 体に悪いアイスクリームランキングのアイスは？やばい原材料・添加物が使われているアイス
- 安全で体にいい市販のアイスは？コンビニやスーパーで買える安全アイス4選
- 体にいいアイスでもアイスは食べ過ぎに注意！
- まとめ：体に悪いアイスクリームはラクトアイス！やばい添加物が使われている恐ろしい正体に要注意
アイスクリームは4種類！ラクトアイスは体に悪い？
アイスクリームは一般的に4種類に分けられています。
パッケージに「アイスクリーム」や「ラクトアイス」などの種類別が書いてあるのを見たことがある方もいるかもしれません。
これは乳固形分と乳脂肪分の割合で決まっています。
1.アイスクリーム（乳固形分15.0％以上 うち乳脂肪分8.0％以上）
乳固形分と乳脂肪が最も多くなっており、乳成分が多いためミルクの味わいが楽しめます。
2.アイスミルク（乳固形分10.0％以上 うち乳脂肪分3.0％以上）
アイスクリームよりは乳成分が少なくなっていますが、牛乳と同程度の乳成分が入っています。
アイスクリームよりもややあっさりめのことが多いです。
3.種類別 ラクトアイス（乳固形分3.0％以上）
乳固形分は3.0％以上で、乳脂肪分の規定はありません。
安価で買えるものの、乳成分が少なく、トランス脂肪酸である植物油脂が使われることが多く、添加物も多く使われている傾向があります。
さらに砂糖だけではなく、甘みの強い果糖ぶどう糖液糖などが含まれていることも多いです。
4.種類別 氷菓（上記以外のもの）
主にアイスキャンディーやかき氷などの果汁を使ったアイスが多いです。
人工甘味料が使われていることもあり、原材料はチェックをしましょう。
★体に悪い氷菓のアイスクリーム、健康的な氷菓のアイスクリームについてご紹介している記事はこちら！
引用：日本アイスクリーム協会 アイスクリームとラクトアイスは何が違うの？
体に悪いラクトアイスのやばい恐ろしい正体！危険な原材料・添加物
ラクトアイスは乳成分が少ないため、植物油脂や添加物などが使われていることが多く、やばい原材料のかたまり！というアイスも少なくありません。
ラクトアイスの恐ろしい正体である、よく使われている危険な原材料・添加物についてご紹介します。
ラクトアイスのやばい恐ろしい正体 ①植物油脂
ラクトアイスのほとんどに含まれているのが「植物油脂」です。
植物油脂は植物油のことですが、流通している食品に入っているものはほとんどアブラヤシから取れる「パーム油」が原材料となっています。
植物油脂はトランス脂肪酸を多く含む可能性があり、摂りすぎると動脈硬化が進み狭心症や心筋梗塞などの心臓のリスクが高まることが知られています。
トランス脂肪酸は人工的に作られた油であることから「食べるプラスチック」と表現されることもあるほど問題視されている成分です。
ラクトアイスのほとんどは植物油脂が含まれていることから、「ラクトアイスは砂糖と油を食べているのと同じこと」と表現する方もいます。
さらに植物油脂については遺伝子組み換え原料を使っているとも言われているため、安全性は気になるところです。
特にお子さんには避けておきたい食品でもあります。
ラクトアイスのやばい恐ろしい正体 ②増粘多糖類
増粘多糖類とは食品に粘りやとろみを持たせる食品添加物です。
アイスの他にもお菓子などにもよく使われている添加物です。
増粘多糖類と表記されていることが多いですが、実は増粘多糖類にはいろんな添加物があり、具体的な名称としてはキサンタンガム、アルギン酸、カラギナン、グァーガムなどが有名です。
これら2種類以上を使用した場合には「増粘多糖類」として表記することが認められています。
特に「カラギナン」には発がん性があると言われており、避けた方がよい添加物ですが、
「増粘多糖類」という簡略化された表記になると詳細はわかりません。
そのため、「増粘多糖類」が使われている食品についてはなるべく避けた方が安心でしょう。
ラクトアイスのやばい恐ろしい正体 ③人口甘味料
スクラロースを代表とした人工甘味料はアイスなどのお菓子などにも使われることが多いです。
アイスによく使われる人口甘味料は下記の３つです。
・アセルファムK
アステルパームは砂糖の200倍の甘さがあり、日本では1983年から認可されており広く使われてきた人口甘味料です。
世界保健機関（WHO）傘下の国際がん研究機関（IARC）では発がん性があると発表しており、あまり頻繁に食べるのは心配です。
アセルファムKも砂糖の200倍の甘さがあり、日本では2000年から認可されており広く疲れている人口甘味料です。
アセルファムKは動物実験で甲状腺障害や脳機能障害の原因になる可能性があると発表されています。
スクラロースは砂糖の600倍の甘さがあると言われており、1999年から認可されており中毒性のある強烈な甘さが特徴です。
さらにスクラロースの危険性について、発がん性や遺伝子に傷をつけるという結果も出ています。
これらの人口甘味料が入ったアイスを食べるのはなるべく避けた方がよいでしょう。
また、ラクトアイスだけではなく「氷菓」にも人工甘味料は使われていることが多いので注意が必要です。
体に悪いアイスクリームランキングのアイスは？やばい原材料・添加物が使われているアイス
今回体に悪いアイスクリームをピックアップするにあたり、先ほどご紹介したなるべく取りたくない原材料・添加物が入っているかどうかを一つの判断基準にしました。
・植物油脂
・増粘多糖類
・人口甘味料
スーパーやコンビニでも売られている身近なアイスの中であまり食べない方がよいと私が感じたアイス3つをご紹介します。
（あくまでも一般消費者の筆者が原材料を見て判断した結果です。参考までにご覧ください。）
※2024年7月現在の情報です。
体に悪いアイスクリームランキング ①ロッテ モナ王
ロッテから販売されているモナカバニラアイス「モナ王」は「ラクトアイス」であり、植物油脂、増粘多糖類、人口甘味料アセルスファムKが使用されています。
画像：LOTTE
■ロッテ モナ王 原材料
砂糖（外国製造、国内製造）、乳製品、植物油脂、モナカ（卵・小麦を含む）、水あめ、デキストリン／加工でん粉、乳化剤（大豆由来）、安定剤（増粘多糖類）、膨脹剤、香料、甘味料（アセスルファムK）、着色料（アナトー、クチナシ）
原材料を見ると砂糖が一番最初に書かれているため、砂糖が最も使われていることがわかります。
さらに人口甘味料のアセルファムKが含まれており、かなり糖分が含まれているため、糖尿病などのリスクが高まる可能性があります。
また、「モナカ」についても原材料キャリーオーバーのためでは「モナカ」としか記載がありませんが、その中にも添加物が含まれている可能性も大いに考えられます。
頻繁に食べるのは避けた方が良いでしょう。
アイスモナカを食べたいときには森永製菓の「バニラジャンボモナカ」の方は植物油脂が使われていない「アイスクリーム」のため原材料としてよさそうです。
画像：森永製菓
■森永製菓 バニラジャンボモナカ
乳製品（外国製造、国内製造）、チョコレートコーチング、砂糖、モナカ（小麦・アーモンドを含む）、水あめ、デキストリン、乾燥卵黄（卵を含む）、食塩／加工デンプン、乳化剤（大豆由来）、香料、安定剤（増粘多糖類）、カラメル色素
体に悪いアイスクリームランキング ②丸永製菓 白熊
練乳にフルーツや小豆が入っていてヘルシーなイメージがある鹿児島名物「白熊」アイスですが、実は「ラクトアイス」でびっくりしてしまいました。
画像：丸永製菓
■丸永製菓 白熊 原材料
加糖脱脂練乳(国内製造）、異性化液糖、パイナップルソース、練乳調整品（砂糖、濃縮乳、植物油脂）、みかん果肉、小豆甘納豆、チェリーソース、クリームチーズ、砂糖、食塩／香料、増粘剤（加工でんぷん、増粘多糖類）、乳化剤、酸味料、安定剤（増粘多糖類）、リン酸K、甘味料（スクラロース）、着色料（紅花黄、野菜色素）、ｐH調整剤、乳酸Ca、（一部に乳成分・大豆を含む）
練乳だけではなく植物油脂を使ってなめらかな食感を出しているようです。
増粘多糖類も増粘剤と安定剤両方に記載があるため、使われている量も多い可能性があります。
さらに人口甘味料のスクラロースも使っているため頻繁に食べるのはおすすめできません。
体に悪いアイスクリームランキング ③ロッテ 爽
「微細氷が織りなすくちどけの良いおいしさ」が特徴のロッテの爽。
画像：LOTTE
氷のシャリシャリ感が人気のアイスですが、原材料を見てみるとあまりよろしくないことがわかります。
■ロッテ 爽 バニラ 原材料
砂糖（外国製造、国内製造）、植物油脂、乳製品、果糖、卵黄（卵を含む）、乳等を主要原料とする食品、デキストリン、食塩、食物繊維／乳化剤、香料、安定剤（増粘多糖類）、アナトー色素
人工甘味料は使われていないものの、原材料を見ると砂糖が最も多くなっているため糖分がかなり多そうです。
乳製品よりも植物油脂が多いという点も気になります。
また、原材料の一つである「乳等を主要原料とする食品」とは乳または乳製品の加工品のことで、乳製品に安定剤や乳化剤、植物油脂なども追加されているものになります。
そのため、爽にも含まれている「乳等を主要原料とする食品」の成分にも添加物が使われていることが予想できます。
カップアイスを食べたいときには別のアイスを選んだ方が安心です。
★市販のバニラアイスを比較検討した結果はこちら！
★代表的なラクトアイスの原材料を比較した記事はこちら
安全で体にいい市販のアイスは？コンビニやスーパーで買える安全アイス4選
コンビニやスーパーで買える体に悪いアイス3選をご紹介しましたが、一方で安全に食べられる体にいいアイスはあるのでしょうか。
スーパーやコンビニでも買える原材料がシンプルで添加物が少ない安心なアイス4つを選んでみました。
安全で体にいい市販のアイス ①グリコ 牧場しぼり
グリコのアイス「牧場しぼり」は「牧場で牛を見ながら食べた、アイスクリームの新鮮な味わい」をご家庭で！をコンセプトに開発されたそうです。
主な原材料である生乳も国産、さらに乳製品、卵黄なども国産原料を使っているというのも牧場しぼりのこだわりの一つです。
種類別：アイスクリーム
■グリコ 牧場しぼり ミルク
生乳(国産)、乳製品、水あめ、砂糖、卵黄、バニラエキス、食塩、（一部に卵・乳成分を含む）
使われている原材料がシンプルであり、さらに/（スラッシュ）がないため添加物を使われていない商品であることがわかります。
大手メーカーでかつ100円代で手頃に買えるアイスとしては貴重でとてもありがたいですね！
★牧場しぼり ミルクはこちら！
★牧場しぼりがどこに売っているのか、調べた結果はこちら
安全で体にいい市販のアイス ②井村屋 あずきバー
原材料がシンプルなことで有名な井村屋の「あずきバー」は添加物が使われておらず無添加です。
画像：井村屋
原材料は4つだけ！という究極の作り方をしています。
種類：氷菓
■井村屋 あずきバー 原材料
砂糖（国内製造）、小豆、水あめ、食塩
とても堅いアイスとして有名なあずきバーですが、冷凍庫から少し出して置いておくと食べやすくなります。
添加物は使われていないため安心ですが、砂糖の量が多いので食べ過ぎには注意をしましょう。
オーガニックの小豆を使っているあずきバーもあります！
★あずきバーはこちら！
★オーガニックあずきバーはこちら！
安全で体にいい市販のアイス ③ハーゲンダッツ
高級アイスと言えばハーゲンダッツですが、原材料も非常にシンプルに作られています。
ハーゲンダッツ バニラ 原材料
クリーム（生乳（北海道））、脱脂濃縮乳、砂糖、卵黄／バニラ香料、（一部に乳成分・卵を含む）
他のアイスよりも値段は高いですが、その分やはり高品質でこだわった材料を使っています。
バニラだけではなく、他のフレーバーも添加物は比較的少なく、シンプルな原材料で作られており、安心して食べることができますよ。
ちょっと贅沢をしたい時、ご褒美として食べるアイスとしてはぴったりです！
★「ハーゲンダッツ バニラ」はこちら！
安全で体にいい市販のアイス ④久保田のアイス
添加物が少なく、こだわりの原材料で作っているのは高知の久保田食品のアイスクリームです。
高知産のいちごや柚子などのフルーツや果汁をふんだんに使い、果物の美味しさを感じられる贅沢なアイスです。
人気の苺アイスキャンディーは「いちご」と「砂糖」のみを使った究極の原材料でびっくり！
■久保田食品 苺アイスキャンディー 原材料
いちご（高知産）、砂糖
いちごの甘みを生かした贅沢なおいしいアイスです。
一般的なスーパーではなかなか見かけませんが、コープやナチュラルローソン、自然食品店などで販売されていることがあります。
私はコープで1本213円（税込み）で売られているのを見かけました。
原材料がシンプルで安心なのに手頃な値段なのも嬉しいですね！
もちろんネットでもまとめ買いができるので、試してみてください！
★無添加で安心の久保田のアイスクリームはこちら！
体にいいアイスでもアイスは食べ過ぎに注意！
もちろん体にいいアイスであっても冷たいアイスを頻繁に食べるのはおすすめできません。
冷凍品であるアイスクリームは食べることで内臓を冷やしてしまい、体の冷えにつながります。
また、無添加や添加物が少ないアイスであっても、砂糖が多く使われているものも多いので、糖分を取りすぎるリスクもあります。
真夏であっても毎日アイスを何個も食べる生活は避けるようにしましょう。
まとめ：体に悪いアイスクリームはラクトアイス！やばい添加物が使われている恐ろしい正体に要注意
今回は下記の危険な原材料、添加物が含まれているものを「体に悪いアイスクリーム」としてご紹介しました。
・植物油脂
・増粘多糖類
・人口甘味料
特にコンビニ、スーパーで売られている下記のアイスは糖分や添加物が多いため、頻繁に食べるのは避けた方が良いでしょう。
①ロッテ モナ王
②丸永製菓 白くま
③ロッテ 爽
アイスクリームは体を冷やしてしまうため、添加物が少ないものであっても頻繁に食べるのは体によくありません。
食べる時には原材料が安心できる、安全なアイスを適度に楽しみましょう！
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