息子は生後3か月頃から顔や頭に湿疹が出始め、
1歳過ぎのころには膝裏、足首などに湿疹が出るようになりました。
4歳になった今はだいぶ落ち着いてきましたが、
あの時は今よりも健康に気を使っていなかったので、
思い返してみて「こうしておけばよかったな」ということも多々あります。
赤ちゃん向けのアトピーについて書かれたこちらの本。
悩んでいた時はこれを毎日読んでたな~。。
それと同時に息子がアトピーだったころの苦しい記憶がよみがえってきました。
子育てで一番つらい時期だったかもしれません。
今回「今だったらどんな対応ができるだろうか」を改めて考えなおしてみました。
①生まれたばかりの時に保湿はしない。
息子は12月産まれということもあり、乾燥している環境だったため、
(冬生まれの方がアトピーになりやすい、という報告は何かで見ました)
沐浴をした後は必ず保湿をしていました。
でも、その保湿剤は「たまごクラブ」などで紹介されているピジョンのもの。
ベビー用、と書いてありますがもちろん無添加ではありません。
これはよくなかったな~。。
保湿するにしてもオーガニックのものなどきちんと選別して使うべきだったと思っています。
また、そもそも保湿しすぎもよくない、という説もあり
頑張って保湿をしなくてもよかったのかもしれません。
(ちなみに今はしていません)
②ステロイドを出す皮膚科には行かない。
3か月頃顔に湿疹が出始めた頃、悩みに悩み、
いろんなアトピー用の化粧品などを使いましたが改善せず、
ついに近所の皮膚科に行ってしまいました。
当然出されるのはステロイド(ロコイド)。
「薬できれいにしてあげましょうね」と言われて、
私も当時はステロイドはそこまで悪、と思っていなかったので、
「治るのであればいいかな」と思って使ってしまいました。
一週間薬を塗り続けることでもちろんきれいになりましたが、
薬をやめたとたん、また湿疹が再発。。。
絶望的な気持ちになり
「ステロイドでは根本的な治療はできないんだ」ということを実感しました。
安易な皮膚科受診はやはりよくないなと思いました。
③早めの離乳食は行わない。
民間のケアを繰り返しましたがなかなかよくならなかったため、
ステロイドを使わないで治療できる皮膚科を探しました。
そこで出会ったのは脱ステ、脱保湿を提唱している皮膚科。
先生が非常に厳しく、診察前に電話で現在の状況を確認され、
初診の際にも「なんでステロイドを使ったのか」と叱責されるほど…。
根本には「ステロイドは使わずに治してほしい」という強い想いがあることがわかりましたが、
ちょっときつい印象がある先生でした。
そこでの治療の基本は
「ステロイドはもちろん使わない、保湿もしない。
そしてタンパク質を摂取し、肌の回復を目指す」
というものでした。
冒頭の本の佐藤先生と同じ方針の先生です。
当時生後4か月だった息子ですが、母乳メインで育てている、というと
「母乳はもう与えないで。粉ミルクメインで。4か月になったら離乳食をはじめてください。」
と先生に言われました。
先生いわく、母乳はタンパク質が薄いらしく、母乳を飲んでいる赤ちゃんはアトピーが回復しないとのこと。
これが本当にきつかった…。
当然栄養だけではなく授乳をすることで安心感を得ているといわれる赤ちゃんのため、
母乳をもらえないとわかるとギャン泣きです。
私もその声がきつくてトイレでこもって泣きました。
先生に相談すると「泣くなら泣かせておけばいいのよ。」
と言われてしまい、再度「母乳は絶対ダメ」とくぎを刺される始末。。
悩んだ結果、離乳食は与えつつ、内緒で母乳も続けることにしました。
(先生には辞めました。と伝えていました)
息子の肌も改善していったため、その後は追求されることもありませんでした。
本には母乳を与える場合にはお母さんがタンパク質を摂取するように、と書かれていたので少し意識したところはあります。
結果的に息子の肌の調子は回復していきましたが、
離乳食はあまりに早くあげるべきではなかったのかな、と今は思います。
一般的に離乳食をはじめる、と言われる5か月~6か月ではまだ腸の状態がしっかりしておらず、
母乳以外のものをはやくに与えてしまうと体に負担になってしまう、と言われています。
しかもその先生は一般的な離乳食の進め方よりもタンパク質の摂取をするために早めに食べ進めて、ということで、
6か月~卵、鶏肉などを少しずつ与えるように言われました。
一般的な離乳食の本でも7か月~からというところが多い食材です。
よく考えるとちょっと早すぎるかなと思います。
私も本当に大丈夫なのかと思いながら、
与える時には少量をドキドキしながら与えていました。
当時はとにかくすがれるものがその皮膚科の先生しかいなかったため、
その先生の方針を頼るしかありませんでした。
母乳の与え方などちょっとどうかなと思うところはありましたが、
「ステロイドは絶対に使わない」という気持ちを理解してもらえる人がいるということは
とても心の支えになっていたことは大きかったです。
(その後2歳手前くらいまでその皮膚科は通いましたが、先生の方針に疑問を感じはじめ行くのをやめてしまいました。。。)
以上です。
賛否両論がある脱ステですが、やはり赤ちゃん、子どもにはなるべく薬に頼らないケアをしてあげたいなと思います。
こちらの本もすべて書いてあることを実践するのはなかなか大変ですが、
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ステロイドを使わずにアトピーを治したい、と思う方は一読してみると良いと思います。
今回は「やらない方がよかった」ことをまとめてみましたが、
次回の記事では「やるべきだった」と今思うことを書いています。
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